(1) Ain (epsilon Tauri) (アイン = おうし座イプシロン) 系
提案された名前の紹介(21件)

IAU公式サイトの投票ページに掲載されている、各団体が書いた文章(英文)をもとに提案名の由来について簡単にまとめました。史実や神話、小説等の厳密な内容については責任を負いかねますので、ご了承下さい。(ここに記載した由来は提案者の記述によるものであり、必ずしも事実を反映しているとは限りません。)

また提案名によっては、公式投票ページより、提案者からの動画にリンクが貼られているものがあります。この日本語サイトではリンクを貼っていません。動画は公式投票ページのリンクよりご覧下さい。

Ain (epsilon Tauri) 自身には既に名前があるため、惑星のみの命名となります。

※ 公式サイトの投票ページにおいて、提案名の記載の順番がページ開き直すたびに変わります。ご注意下さい。

主星or惑星名提案名 <日本語名>
epsilon Tauri bNanayon ナナヨン(74)
提案者からの解説あり:
「Nanayon」とは、この太陽系外惑星を発見した国立天文台岡山天体物理観測所74インチ(188cm)望遠鏡の愛称です。"Nana" と "yon" はそれぞれ日本語で数字の 7 と 4 を意味します。続きを読む


主星or惑星名提案名 <日本のグループからの提案>
epsilon Tauri bCarnival カーニバル
提案者からの解説あり:
私たちは、アイン(おうし座ε星)を主星とする太陽系外惑星の名前として「Carnival」を提案します。この系外惑星は、約1000年前から、日本でも有名で馴染みのある、M1(カニ(Crab)星雲)とM45(プレアデス星団)の間に位置しています。続きを読む


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bTasogare 黄昏(たそがれ)
黄昏は「最盛期が過ぎたが、多少余力を残していて、まだ滅亡には早い」という意味があり、赤色巨星であるこの星はもうすでにエネルギーをほとんど使い切っていて寿命が尽きそうな状態であることがまさしくこの黄昏の意味に合致していると思いました。そして黄昏には「夕暮れ後の赤色が空に残っている時間帯」という意味もあり、この色が赤色巨星の色にも合うと思いました。以上の2点から”黄昏”という名前を推薦します。 (公式投票サイトより引用)


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bKizuna 絆(きずな)
日本語で「心のつながり」を意味します。2011年の東日本大震災以来、頻繁に使われ、家族や隣人との「絆」が再認識されています。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bkawatten かわてん
川越天文クラブ


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bHarima 播磨(はりま)
播磨地方は天体観測の適地です。日本標準時子午線(東経135度)が通っています。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bDaruma だるま
だるまは日本の伝統の人形です。日本で縁起物としてもっとも一般的なものです。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bKanenone 鐘の音
アインが含まれるヒヤデス星団は、日本では「釣鐘星」と呼ばれています。西洋の教会の鐘と同様、寺院の鐘の音は長年みんなの生活と一体のものです。丹沢星の会では、この「鐘の音」を、アイン(おうし座イプシロン)を周回する惑星の名前として提案します。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bhikaru-genji 光源氏
平安時代10世紀に紫式部が書いた源氏物語の主人公である光源氏は、エウロパをさらったおうしと同様、愛と情熱に生きた人です。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bkiyora 清ら
「清ら」は日本の古語で美を表わします。おうしは大神ゼウスがエウロパを連れ去るために変身した姿で、主星アインはおうしの目にあたるため、美女を見る目にふさわしい名前だと考えました。また、この惑星は日本人グループが発見したことから日本語名を提案しました。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bTsubakurame つばくらめ
日本の古語でツバメのこと。ツバメは日本人には親しみのある鳥で、長年にわたって東洋で吉兆とされてきました。ツバメの姿は、私たちの母校である東京工業大学の校章の主要部となっています。惑星の発見者である佐藤文衛教授は、私たちのクラブの顧問です。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bSarumenokimi 猿女君(サルメノキミ)
猿女君は、古代から朝廷の祭祀に関わってきた氏族名。アメノウズメの末裔。猿田彦と対したアメノウズメの末裔。猿田彦の名を残すため、名づけられた。 彼女は、巫女として祭祀に携わっていた。
この星は、ヒアデス星団の中の惑星であり、ヒアデス星団付近を、父祖である猿田彦に擬する考えが日本にはあります。また、この恒星の名前は、牛の目を意味しますが、サルは、猿を意味し、メは目を表します。したがって'Sarume'とは、日本語で猿の目を連想させます。
(訳者注:http://wwwb.pikara.ne.jp/ehime-hosizora/ より。転載許可済み。)


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bNamida なみだ
主星アインは目の意味なので、日本人研究者が発見したアインの惑星に、目から出る「涙(なみだ)」と命名提案します。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bFusenkazura ふうせんかずら
ふうせんかずらは植物で、種子は冥王星の模様のようなハート形です。天空にはハート形が多いに違いないと私たちは考えています。


主星or惑星名提案名 <日本のグループからの提案>
beta Geminorum bRabita
Rabitaはアラビア語で「絆」の意味です。絆の原義は動物をつなぐ綱のことで、この星はオリオンを獰猛なおうしから守るのです。いい名前だと思いませんか?


主星or惑星名提案名 <日本のグループからの提案>
beta Geminorum bmagnatalpa マグナタルパ
マグナタルパとは、ラテン語で「おおきなほくろ」という意味です。主星アインが属するヒヤデス星団はおうし座の顔にあたるため、大きいが輝かない惑星をおうしの顔のほくろに見立てました。タルパには地中の動物という意味もあり、実体は見えないという意味でも系外惑星にふさわしい名前だと考えました。
(訳者注: http://snct-astro.hatenadiary.jp/entry/2015/08/17/132752)


主星or惑星名提案名 <日本のグループからの提案>
beta Geminorum bwhirlwind ホイールウィンド
主星アインはラテン語で「おうしの2番目の目」の意味で、惑星はその目を周回しています。日本語の慣用句で、「目が回る」とは「忙しい(in a whirl)」という意味なので、惑星にwhirlwind=つむじ風の名前を提案します。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
beta Geminorum bAmaterasu 天照(あまてらす)
天照は日本神話で太陽の女神です。伊弉諾(いざなぎ)神が目を洗ったとき、左目から誕生しました。主星であるアインはおうし座の左目にあたり、この惑星系が日本で発見されたことから、この名前を提案しました。

(訳者注:(10385) Amaterasuは小惑星に命名済み。従って、名前提案のルールに反している。


主星or惑星名提案名
beta Geminorum bFabris
とても明るい星という意味のFar Brilliant Starを簡略化したもの。


主星or惑星名提案名
beta Geminorum bkipa
キパは、豊かな言語であるネパール・バサ語で、光の意味です。


主星or惑星名提案名
beta Geminorum bGvov ボブ
フランスのボージュ地方のエピナルプラネタリウムからの提案です。この名称は、インドヨーロッパ祖語でウシの先祖を表わす語源で、この名が採用されるとインドヨーロッパ語族の人々共通の誉れとなります。もうひとつのつながりとして、カール大帝がボージュ地方で野生のウシ狩りをしたとの伝説もあります。


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