(15) 51 Pegasi (ペガスス座51) 系
提案された名前の紹介(11件)

IAU公式サイトの投票ページに掲載されている、各団体が書いた文章(英文)をもとに提案名の由来について簡単にまとめました。史実や神話、小説等の厳密な内容については責任を負いかねますので、ご了承下さい。(ここに記載した由来は提案者の記述によるものであり、必ずしも事実を反映しているとは限りません。)

また提案名によっては、公式投票ページより、提案者からの動画にリンクが貼られているものがあります。この日本語サイトではリンクを貼っていません。動画は公式投票ページのリンクよりご覧下さい。

※ 公式サイトの投票ページにおいて、提案名の記載の順番がページ開き直すたびに変わります。ご注意下さい。

主星or惑星名提案名 <日本語名>
51 PegasiUmisachi 海幸
海幸彦を短くした名前。古代日本神話では、海幸彦は海にいるものを創造した神。
51 Pegasi bYamasachi 山幸
山幸彦を短くした名前。古代日本神話では、山幸彦は山にいるものを創造した神で、海幸彦の弟。

人類が、今後宇宙への飛躍を遂げることを願って、古事記、日本書紀に書かれた日本古代の神の名前を提案する。この「海幸山幸」神話は、民話「浦島太郎」のもととなっている。提案者からの解説を読む


主星or惑星名提案名 <日本のグループからの提案?>
51 PegasiStarry Bunnies 星のうさぎ
51 Pegasi bTortoise カメ
うさぎとカメの物語から。


主星or惑星名提案名 <日本のグループからの提案?>
51 Pegasipegasusfeather ペガススの羽
pegasusfeather(ペガススの羽)は、7〜8歳の子供達が考えた名前。この惑星はペガスス座にあり、この名前は天馬ペガススから羽が飛び散っている様子を描いている。
51 Pegasi bsoryolen
soryolenは、5〜7歳の3人の子供達の名前をあわせた造語。So(奏)は「音を奏でている」、Ryo(涼)は「清涼」、Len(蓮)は「ハス」の意味。つまり、soryolenは「涼しいところで蓮が音を奏でている」という意味になるだろう。


主星or惑星名提案名
51 PegasiApollonis
51 Pegasi(ペガスス座51番星)では、太陽のような恒星のまわりに初めて惑星が発見された。この太陽系外惑星の発見は、人類が地球を飛び出して月へ行ったアポロ計画と同じくらい大きな出来事だった。だから「アポロ」にちなんだ名前を提案したい。太陽系外惑星の発見とアポロ計画には、別の共通点がある。この恒星+惑星はペガスス座という天馬の星座にある。また、アポロ計画は「太陽神アポロ(アポローン)は彼の馬車で太陽を横切ることから、この大きなスケールの計画にはアポロという名前がふさわしい」という当時のNASAのマネージャーSilversteinがそのように名付けた。
Apollonisはギリシャ神話では智の女神でかつ、アポロの娘である。宇宙探査や系外惑星発見には(あまり知られていないが)多くの女性が貢献していることから、この女神の名前を提案したい。
51 Pegasi bNeil ニール
Neil Armstrong(ニール・アームストロング)は人類で初めて月面上を歩いた人である。


主星or惑星名提案名
51 PegasiCarl カール
Carl Sagan(カール・セーガン)は数々の宇宙・天文ファンの人生に大きな影響を与えた。星に彼の名前をつける時がやってきた。彼は、51 Pegasi bが発見された翌年1996年に他界したので、この発見を目の当たりにし、その意味することをじっくり考えたのだった。
51 Pegasi bDot ドット(点)
カール・セーガンが私たちの地球を The Pale Blue Dot(淡く青い点)とよんだのは有名である。この惑星はもうひとつの同じような「点」である。


主星or惑星名提案名
51 Pegasi51 Pegasi ペガスス座51番星
51 Pegasi(ペガスス座51番星)は有名なので、そのままの名前を提案する。
51 Pegasi bEpicurus エピクロス
Epicurus(エピクロス)は51 Pegasi bの発見者であるMichel Mayor(ミシェル・マイヨール)が私たちの学会(ジュネーブ天文学会)に提案した名前である。古代ギリシアの哲学者エピクロスが世界は複数存在すると唱えたところに由来する。ミシェル・マイヨールはDidier Queloz(ディディエ・クロ)とともにこの惑星を発見した。2015年4月17日からジュネーブ天文学会会長を務めている。


主星or惑星名提案名
51 PegasiChrysaor クリューサーオール
Chrysaor(クリューサーオール)は、ペルセウスが怪物メドゥーサの首をはねた時、メドゥーサの血からメガススと共に生まれた。
51 Pegasi bHydrogen 水素
51 Pegasi b、恒星の周りで発見された初めての惑星で、水素は原子番号1の元素である。「初めて、一番」という意味で水素という名前を提案する。


主星or惑星名提案名
51 PegasiJiguang 吉光
Jiguang(吉光)は中国の神話に出てくる伝説の馬の名前で、幸運のシンボル。吉光は滅多にみられない動物なため、中国ではごく稀にしかない書物や移籍などのことを「吉光片羽」(吉光の羽)という。
51 Pegasi bMatafeiyan 馬踏飛燕
Matafeiyan(馬踏飛燕:飛燕をしのぐ馬)は漢王朝時代に創られた、今にも走り出しそうな銅製の馬である。現在Gansu Provincial Museum(甘粛省博物館)に保管されている。51 Pegasi bの公転周期はたった4日と短く、この惑星は馬踏飛燕のように、飛燕にも劣らぬスピードでまわっているかのようだ。


主星or惑星名提案名
51 PegasiMondufemom
Mondufemomは2014年夏に開催されたFrench Kids Astronomy Festival(フランスのキッズ天文フェスティバル)にて、参加した子供達が(命名候補として)選んだ2番目の名前である。
51 Pegasi bPrantriguse
Prantriguseは同じくFrench Kids Astronomy Festivalに参加した200人の子供達が選んだ名前である。沢山の名前が提案されが、Prantriguseは8歳の男の子Imanol君によるもの。「この名前に意味はないけど、太陽系外惑星は新しい世界だから、僕たちも新しい言葉を作らないと」と言って作った名前。


主星or惑星名提案名
51 PegasiHelvetios ヘルヴェティア人
Helvetiosはラテン語起源の言葉で、ヘルヴェティア人という意味。ラテン語からきた言葉なので、多くの言語で発音しやすいだろう。ヘルヴェティア人はケルト民族で現在のスイス領のアルプス北部に住んでいた。最初の太陽系外惑星51 Pegasi bはスイス人が発見したのでHelvetios(=Swiss)と名付けたい。
51 Pegasi bDimidium 半分
この惑星の質量は木星のちょうど半分程度。Dimidiumはラテン語で「半分」という意味で発音もしやすい。


主星or惑星名提案名
51 PegasiCarousel 回転木馬
惑星51 Pegasi bは比較的速く主星のまわりを回っており、そのようすが回転木馬(メリーゴーラウンド)のようだ。
51 Pegasi bCarousel Hell b 回転木馬地獄b
この惑星は主星の非常に近く(0.052天文単位)を回っており、地獄のような環境だと思われる。


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