(14) 47 Ursae Majoris (おおぐま座47) 系
提案された名前の紹介(15件)

IAU公式サイトの投票ページに掲載されている、各団体が書いた文章(英文)をもとに提案名の由来について簡単にまとめました。史実や神話、小説等の厳密な内容については責任を負いかねますので、ご了承下さい。(ここに記載した由来は提案者の記述によるものであり、必ずしも事実を反映しているとは限りません。)

また提案名によっては、公式投票ページより、提案者からの動画にリンクが貼られているものがあります。この日本語サイトではリンクを貼っていません。動画は公式投票ページのリンクよりご覧下さい。

※ 公式サイトの投票ページにおいて、提案名の記載の順番がページ開き直すたびに変わります。ご注意下さい。

主星or惑星名提案名 <日本語名>
47 Ursae MajorisAtsuta 熱田
白鳥伝説に出てくる場所です。白鳥伝説は日本の伝承(日本書紀)に出てくる愛の物語です。「Atsu」は日本語で熱いを意味します。
47 Ursae Majoris bMiyasuhime ミヤズヒメ
ヤマトタケルの妻の名前です。彼女はヤマトタケルの死後、彼の剣(草薙剣)を熱田神宮に祀りました。
47 Ursae Majoris cShirotori 白鳥
ヤマトタケルの死後の姿です。ヤマトタケルは日本の伝承に出てくる英雄です。彼は死後に姿を白鳥に変え、彼の妻であるミヤスヒメと再開したという伝説があります。

提案者からの解説あり:
名古屋の熱田に伝わる「白鳥伝説」をもとに、名前を考えました。白鳥伝説のあらすじは以下の通りです。続きを読む


主星or惑星名提案名 <日本語名>
47 Ursae MajorisKame
亀は日本で最も人気の動物の一つで、長寿と幸運のシンボルです。星はまた長寿のシンボルです。私たちは永遠に輝き続けるという願いを込めて、それにちなんだ名前を付けました。
47 Ursae Majoris bTuru
鶴も日本で長寿と幸運のシンボルです。惑星bは惑星cよりも大きく、主星のまわりを周る様は「飛ぶ」というイメージを思い起こさせます。
47 Ursae Majoris cKoi
鯉もまた日本で長寿と幸運のシンボルです。惑星cは惑星bよりも小さく、主星のまわりを周る様は空の池で泳ぐというイメージを連想させます。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
47 Ursae MajorisTOKIWA ときわ
「ときわ」は宇部市[山口県]の美しい公園の名前で、「永遠の大地」を意味します。
47 Ursae Majoris bSACHI
「サチ」は日本語で幸せを意味します。
47 Ursae Majoris cEGAO 笑顔
「エガオ」は日本語でスマイルもしくは微笑んだ顔を意味します。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
47 Ursae MajorisTakamaga たかまが
TAKAMAGA(高天原)は日本語で天国を意味する昔の言葉です。
47 Ursae Majoris bHahoroba まほろば
MAHOROBAは日本語で日本を意味する昔の言葉です。
47 Ursae Majoris cAshihara あしはら
ASHIHARA(豊葦原)は日本を意味するもう一つの昔の言葉です。

私たちは日本の昔の言葉をこの惑星系の名前に提案します。もちろん、日本は我々が住んでいる国です。この国は昔は緑で覆われ、豊かで実りある国(豊葦原)でした。高天原に住む神々は地上に降りてきて日本を創ったと言われています。日本はまた住みたい国という意味で「まほろば」と呼ばれていました。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisMidgard
Midgardは初期のゲルマン民族の宇宙観において人類が住む世界の名前であり、ノルウェーの神話に出てくる9つの世界のうちの一つです。
47 Ursae Majoris bRonin 浪人
浪人は日本の封建時代(1185-1868)における殿様や君主に仕えない侍のことです。
47 Ursae Majoris cGuimar
Barranco de Badajozの場所で、アトランティス大陸の場所の候補の一つです。火山性の地形の一部はReserva Natural del Malpais de Guimarとして残されていて、その最高地点はMontana Gradeです。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisAlbion
グレート・ブリテン島を表す最も古い言葉ですが、詩人や小説家によって、遠く離れた土地や”上の世界”を表すより一般的な概念として再び使われていて、探索や新しい発見の概念とも結びついています。
47 Ursae Majoris bParamour
天文学者エドモンド・ハレー (ハレー彗星の回帰を予言) の指揮のもと作られた王室海軍の船。彼は40代の頃に何度か大西洋に航海し、磁場の南北と実際の南北の不一致を測る観測を行いました。彼はParamourから大規模な観測を実施し、1699年にその船を彼が長年住んでいたSt. Helenaに連れて行きました。彼は20歳のときにそこで南天の星のチャートを作成しました。
47 Ursae Majoris cEndeavour
ジェームズ・クックが発見のための最初の航海の際に作った大型船。クックと同僚の天文学者であるグリーンは、1769年の金星のトランジットを発見されたばかりのタチヒから観測しました。この現象の詳細は亡くなったエドモンド・ハレーによって予測されました。この観測は太陽系のスケールについての情報という科学的に価値の高い情報をもたらしました。Endeavourは、アポロ宇宙船の司令室や今は引退したスペースシャトルの名前として、その後も長く天文学の探索に関わっています。

グリニッジ天文台において、私たちはブリテンの歴史や科学的の進歩に関わりのある名前を選びました。私たちは歴史的な科学研究を新たな発見のフロンティアである系外惑星に結びつけ、「知の探索」というテーマを呼び起こしたいと考えました。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisOnyx
Onyxは有名なパワーストーンの一つ。この名前は「ためらいのない信念」を象徴するため、2つの惑星を束ね、安定な惑星系をつくることを期待した名前になっています。
47 Ursae Majoris bMuspellzheimr
Muspellzheimrは古代スカンジナビアの言葉で世界の南端に位置する焼けるような国を意味します。私は未知の惑星として我々の興味をかき立てる名前だと考えています。
47 Ursae Majoris cRoki
Rokiは南ヨーロッパの神話に出てくる「いたずら好きな神」です。このちいさな惑星の振る舞いは、私たち地球人の世界を毎日いたずらを探して素早く動き回る人のようです。

私たちはこの星をどの季節でも見る事が出来ます。もし私たちが提案した名前がこの星につけば、私たちは夜空を見上げればいつでもこの惑星系のことを思い出す事ができます。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisChalawan
Ursae Majorisの星座は何世紀もの間、タイの人々によってワニと認識されてきました。そのため、タイの天文協会では、47 Ursae Majorisをタイで有名な昔話である「Krai Thongの伝説」に出てくる大きなワニの名前である「Chalawan」と命名したいと考えています。Chalawan卿は彼がもつクリスタルの歯の魔法によって、大きくてパワフルで凶暴な不死身のワニにさせられました。彼の隠れ家はPhichitという町の水中の洞窟にありました。その洞窟には魅力的なクリスタルがあり、彼がその洞窟にいるときだけ彼を人間に戻してくれました。Chalawan卿はTaphao Thongを誘拐し、彼女を彼の洞窟に連れて行きました。彼はのちのKrai Thongによって打ち負かされました。
47 Ursae Majoris bTaphao Thong
Thaphao ThongはPhichitの裕福な男の長女でした。彼女は巨大なワニ、Chalawan卿によって水中の洞窟に連れ去られました。Taphao ThongはKrai Thongに助け出されるまで、Chalawan卿とともに住んでいました。
47 Ursae Majoris cTaphao Kaew
Taphao Thongの妹であるTaphao Kaewは、Phichistの裕福な男の末の娘でした。彼女はChalawan卿による姉の誘拐を目撃しました。Krai ThongがChalawan卿を打ち負かしたあと、裕福な男はTaphao Kaewを約束通りKrai Thongに差し出しました。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisShatir
シリアのダマスカスで1305年に生まれ1375年に亡くなった“Alaa al-Din Ali ibn-Ibrahim Ibn-al-Shatir”は、14世紀のムスリムで最も著名な天文学者です。彼の天文学への最も大きな貢献は彼の惑星理論でした。
47 Ursae Majoris bAklim
Aklimはベルベル語(北アフリカの言語の一種)で惑星という意味です。Aklimは南モロッコの標高2390mの山の名前で、2009年にヨーロッパ南天天文台(ESO)にヨーロッパ超巨大望遠鏡(E-ELT)の建設予定地の候補の一つに選ばれました。
47 Ursae Majoris cAyour
Ayourはベルベル語で月という意味です。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisVirvatuli
Virvatuliはフィンランドにある湿地帯を意味します。そのため、私たちを導く遠く離れた暗い光の名前として相応しいと考えます。私たちはそこに宝物を見つけるかもしれません..
47 Ursae Majoris bTerrakoti
“Terrakoti”は地球を意味する”terra”と、フィンランドの家を意味する”koti”の合成語です。この名前は比較文学者でもあるMarkku Soikkeliが書いたSFシリーズから来ています。
47 Ursae Majoris cLintukoto
古代フィンランドの神話のなかで、Lintukotoは鳥たちが冬の間に訪れる、天の川に沿った温かい場所のことです。今では、この言葉は平和を意味するだけでなく、パラダイスのような場所という意味をもっています。

もっとフィンランドの言葉が夜空に現れると素敵だなと思います。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisCervino150
2015年はCervino(ドイツ語でマッターホルン)の最初の登頂から150周年です。Cervinoは標高4478mのアルプスにある山で、イタリアとスイスの国境にあります。
47 Ursae Majoris bWhymper
イギリスの登山家であるEdward Whymperは、1865年7月14日に6人のロープチームメンバーとともにスイス側からCervinoの登頂に成功しました。
47 Ursae Majoris cCarrel
イタリアの登山家であるJean Antoine Carrelは、1865年7月17日に彼のロープチームとともにイタリア側から登頂に成功しました。

150年前に人類は世界最高峰の山を探索し、現在において人類は系外惑星を発見しています。そしておそらくいつか人類は他の太陽系の惑星にも到達するでしょう。WhymperとCarrelはCervinoへの登山の途中で標高の高い場所で野営をしました。彼らは眠る前に美しい満点の星空を見たでしょう。そしてその中の一つが47 Ursae Majorisだったのです。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisBaal
フェニキアの神々の父。この星は太陽よりも年老いているので、私たちは星の年齢についての簡単なアイデアとしてフェニキアの神話を選びました。
47 Ursae Majoris bTanit
彼女はBaal Hammonの妃であると同時に、戦争の女神であり、未婚の母の神であり乳母である。もっと広義には、ほとんどの女性の形としての受胎のシンボルである。
47 Ursae Majoris cMelkart
地下世界の王様。植生のサイクル。

主なアイデアは、太陽系の惑星やギリシャ神話を参考にして、惑星の年齢を反映させた名前にすることです。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisPäivä
フィンランド語でPaivaは「日」を意味しますが、古くは「太陽」を意味しました。
47 Ursae Majoris bAamu
フィンランド語で「朝」という意味。
47 Ursae Majoris cIlta
フィンランド語で「夕方」という意味。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisGHAZALA
西洋文化では、北斗七星とその周囲の星々はおおぐま座、Ursae Majorを形作っています。北斗七星はその体と尾を作り、3つの暗い星のペアは足を表します。 古代アラビアでは、ギリシャの天文図を星座に適用するまでは、彼らは異なった構図を空に描いていた。多くの星の名前はこの伝統に由来し、これらの星のペアたちはガゼルの跳躍を表している。最初のペアはAlula BorealisとAlula Australisとして知られ、最初の跳躍の北半分と南半分を表します。2つ目のペアはTania BorealisとAustralisであり、2つ目の跳躍を表します。3つ目のペアはその明るい星、Talithaとして知られ、3つ目の跳躍を表します。47 Ursae Majoris星の場所はガゼルの最初と2つ目の跳躍の間に位置します。 アラビアの伝説の観点から、私たちはGHAZALA(ガゼルのアラビア名)という名前を提案します。Ghazalaはまたスワヒリ語でもガゼルを意味します。
47 Ursae Majoris bGHAZALEG
この大きな惑星のほうには、「大きい」を意味するケルト語の接尾語「EG」を付けます。
47 Ursae Majoris cGHAZALIG
この小さな惑星のほうには、「小さい」を意味するケルト語の接尾語「IG」を付けます。


主星or惑星名提案名
47 Ursae MajorisHERSCHEL ハーシェル
Hershelは天文学の発展に大きく貢献した家族です。

(訳者注:(2000) Herschelは小惑星に命名済み。従って、名前提案のルールに反している。
47 Ursae Majoris bWILLIAM ウィリアム
William Herschelは天王星を発見し、口径1.26mの望遠鏡を作り、大規模な連星のカタログを作りました。

(訳者注:Williamは語源は異なるが、小惑星(270373) Williamと同名。従って、名前提案のルールに反している可能性がある。
47 Ursae Majoris cJOHN ジョン
John Hershelは彼の父親の仕事を受け継いで写真技術を発展させました。彼は木星や天王星をまわるいくつかの衛星を発見し、連星カタログの補完を行いました。


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