(11) 14 Andromedae (アンドロメダ座14) 系
提案された名前の紹介(11件)

IAU公式サイトの投票ページに掲載されている、各団体が書いた文章(英文)をもとに提案名の由来について簡単にまとめました。史実や神話、小説等の厳密な内容については責任を負いかねますので、ご了承下さい。(ここに記載した由来は提案者の記述によるものであり、必ずしも事実を反映しているとは限りません。)

また提案名によっては、公式投票ページより、提案者からの動画にリンクが貼られているものがあります。この日本語サイトではリンクを貼っていません。動画は公式投票ページのリンクよりご覧下さい。

※ 公式サイトの投票ページにおいて、提案名の記載の順番がページ開き直すたびに変わります。ご注意下さい。

主星or惑星名提案名 <日本語名>
14 AndromedaeUdon うどん
14 Andromedae bSoba そば

提案者からの解説あり:
名前は高校生の部員が話しあって考えました。うどん と 蕎麦 はどちらも日本の伝統的な食べ物であり、 星の名前に日本語の馴染みのある言葉をつけたいということで名づけました。続きを読む


主星or惑星名提案名 <日本語名>
14 AndromedaeSakura
桜は日本で最も愛されている花(木)である。
14 Andromedae bYume
日本語で夢という意味。

11歳のヒラタ アツトがこれらの名前を提案した。彼は壮大かつ未知なる宇宙に非常に興味を持っている。彼は将来宇宙開発に関わりたいという夢をもっているため、その「夢」をこの惑星の名前に込めた。子供たちは一人一人が将来の夢をもっている。「夢」は彼らの理想を現実に変える。 「サクラ」に関しては、彼はこの星が桜のようにすべての人から愛されるようにと願って名付けた。桜は4月初頭に満開を迎える。この時期は春の始まりの時期であり、日本で新学年を迎える時期である。桜の美しい花びらは私たちに新しい季節、新しい機会、そして新しい生活への前向きな気分を与えてくれる。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
14 AndromedaeMomocchi ももっち
日本の岡山県のゆるキャラ。岡山の有名な英雄、桃太郎にちなんで名付けられた。
14 Andromedae bUracchi うらっち
もう一人の岡山県のゆるキャラ。ももっちの4年あとに作られた。彼女はももっちの良い友達である。

ももっちとうらっちは岡山県のマスコットキャラクターである。ももっちは桃太郎にちなんで名付けられた男の子であり、2006年に県のマスコットになった。彼は星をかたどった兜をかぶっている。14 Andromedaeは巨星である。ももっちは可愛い男の子であるが、彼は岡山で名の知れた(big name)存在であり、巨星の名前にふさわしい。 うらっちは岡山の伝承に出てくる鬼である「うら」にちなんで名付けられた女の子である。しかし、彼女は岡山県のマスコットとして2010年に誕生した可愛い女の子であり、ももっちの良い友達である。
岡山県は「晴れの國」と呼ばれ、天文観測に最適な場所の一つである。岡山天体物理観測所と美星天文台は岡山県に位置している。沢山の系外惑星が岡山天体物理観測所の188cm望遠鏡で発見されており、14 Andromedaeの惑星もそのうちの一つである。美星天文台は岡山県の公開天文台であり、天文台が位置する井原市美星は市の条例で光害を規制していることで有名である。私たちは岡山県のマスコットの名前をこの優れた天文環境を讃えて提案する。


主星or惑星名提案名 <日本語名>
14 AndromedaeTezuka 手塚
日本の最も有名な漫画家、手塚治虫から。

(訳者注:(3998) Tezukaは小惑星に命名済み。従って、名前提案のルールに反している。
14 Andromedae bHinotori 火の鳥
フェニックス(火の鳥)という意味。 彼の有名な漫画シリーズのタイトルであり、主役。


主星or惑星名提案名
14 AndromedaeNYAISAS
14 Andromedae bNYAISAS-B

サークルの名前。 天文観測、イラスト、科学の活動についての希望の仲間の星になりたい。


主星or惑星名提案名
14 AndromedaeAlami
Mohamed ibn Mohamed ibn Ibrahim al-Hassani al-ldrissi al-Alami (1875-1953)はモロッコの歴史のなかで科学と文化の主要な中心地であったal-Quarawiyin大学の著名な学者である。
14 Andromedae bUmawi
Abu Ali al-Hassan ibn-Ali ibn-Khalaf al-Umawi(1120-1205)はコルドバで生まれセビラで亡くなった、アンダルシアで有名なタイムキーパーで天文学者である。


主星or惑星名提案名
14 AndromedaeMariaMitchell
マリア・ミッチェル(1818-1889)はアメリカ合衆国の最初の女性天文学者であり、何世代もの天文学者の模範となった人物である。彼女は1847年に望遠鏡で彗星を発見し、この発見が彼女を世界的に有名にした。また彼女は女性として初めてアメリカ芸術科学アカデミーの会員に選ばれた。彼女の功績をたたえ、彼女の故郷であるナンタケット島から見える冬の空に輝く惑星系に彼女の栄誉となる名前を付けるべきであろう。
14 Andromedae bWilliamMitchell
ウィリアム・ミッチェル(1791-1869)は彼の娘・マリアの天文学への情熱を呼び起こす一翼を担った。彼は熱心なアマチュア天文家であり測量技師で、ナンタケット島からの航海のためのクロノメーターの校正を行うことでナンタケット島での生活に重要な役割を担っていた。この天文をこよなく愛した父娘は、同じ惑星系として称えられるべきであろう。


主星or惑星名提案名
14 AndromedaeProsperity (繁栄という意味)
この星は生命を繁栄させる惑星を保持するかもしれない。
14 Andromedae bCalm (平穏という意味)
この惑星は地球のように平穏で平和的かもしれない。


主星or惑星名提案名
14 Andromedae bLife (生命という意味)
14 AndromedaeConsciousness (意識という意味)

lifeとconsciousnessは共に惑星系を探す際に重要なコンセプトである。なぜならそれらのいくつかは生命を称えている可能性があり、それらは意識を持った生命の可能性もあるからである。これに関して、星と惑星の適度な距離が生命を宿すために必要であると考えられている。この惑星系は惑星の軌道がおよそ1天文単位であり、これは我々太陽系内で生命の誕生を可能とする距離と同じである。


主星or惑星名提案名
14 AndromedaeVeritas (真理という意味)
14 Andromedae bSpes (希望という意味)

ギリシャ神話では、カシオペアの娘であるアンドロメダは、彼女の母が彼女の美貌を鼻にかけ、過剰に自慢していた罰として、海の怪獣への生け贄として岩に鎖で繋がれました。彼女は最終的に英雄ペルセウスに助けられました。この英雄と貴族のテーマを踏まえて、私たちは人間の最大の価値を反映するだけでなく探求と発見のテーマをも感じさせる2つの名前を選んだ。人類は、生まれもって備わった身の回りの世界やそれを越えての探求への要求に突き動かされている。我々は科学的な知識を渇望し、宇宙における我々の位置を再定義することで存在に関する悟りを得ることを強く求めている。

そのために、我々は真理と希望のテーマを選んだ。これらは、「なぜ我々はここにいるのか?」という究極的な問いかけへの答えを探求するために我々が宇宙を探索する際に追い求めるものである。

我々は主星にベリタス(ラテン語で真理)、惑星にスペス(ラテン語で希望)という名前を提案する。

(訳者注:(490) Veritasは小惑星に命名済み。従って、名前提案のルールに反している。


主星or惑星名提案名
14 AndromedaeGwendolen
言い伝えによれば、GwendolenはHafrenの継母であり、Hafrenをセヴァーン川で溺れさせ死なせた。

(訳者注:(10870) Gwendolenは小惑星に命名済み。従って、名前提案のルールに反している。
14 Andromedae bHafren
言い伝えによれば、処女であるHafrenは継母のGwendolenに鎖で繋がれ、溺死させられた。

我々はこれらの名前が適していると考える。なぜなら(1)この惑星系はアンドロメダ座にあり、この星座はまた「鎖で繋がれた処女」として知られており、(2)この惑星は数少ない年老いた巨星をまわる短周期惑星の一つであるため、Gwendolen(主星)がHafren(惑星)を溺れ死にさせていると言う事が出来る。ただし、水の中ではなく主星の放射の中で。



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