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惑星系 Pollux (beta Geminorum)b の解説

1等星に初めて発見された系外惑星

主星名
(カタログ名)
惑星名
(記号表記)
惑星の質量
(木星質量)
惑星の質量
(地球質量)
公転周期(日) 軌道長半径
(天文単位)
発見(年) 星座名 星座名の意味 可視性 V等級
Pollux
(beta Geminorum)
beta Geminorum b 2.9 921.7 589.64 1.69 2006 Gemini
ふたご
The Twins Visible to the naked eye 1.2

Pollux (beta Geminorum)
 ふたご座にある1等星として知られているポルックスを公転している視線速度法で発見された系外惑星です。

全天で21個しかない一等星の中で、一番始めに見つかった系外惑星です。

太陽系からの距離はおよそ34光年と比較的近く、以前から星の性質を調べるための分光観測がされていました。

そのため、1993年には視線速度の変動が捉えられ、系外惑星によるものかもしれないと示唆されていました。しかし、より確かで詳細な視線速度の観測によって、実際に系外惑星が発見されたのは、観測装置の発達により高精度の観測が可能になった2006年のことでした。

この系外惑星は木星のおよそ3倍程度の重さを持ち、地球と太陽の距離の1.7倍程度ポルックスから離れた所を1.6年ほどかけて公転しています。

文責:日下部展彦(国立天文台)


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日本天文協議会 IAU太陽系外惑星系命名支援WG

天文教育普及研究会 太陽系外惑星命名支援WG